今週の新潟競馬場でデビューする注目の2歳馬4頭について、関係者のコメント。
【7月27日(土)】
■新潟5R 芝1600m
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リラジョリフィーユ(牝2・美浦・
青木孝文厩舎 父
キズナ 母スイートライラック 母
父シンボリクリスエス 先週の
函館2歳Sで重賞勝ちするなど、好調な新種牡馬
キズナの産駒)
青木調教師のコメント
「育成場でも評判が高かった馬です。ここまで脚元含め、ノーアク
シデントできています。先週はポリトラックコースでやって、今週(7/24)は芝コースで追い切りました。輸送もありますし土曜日の競馬なので疲れを残さないように、負荷をかけるというよりは馬場見せを兼ねて脚ならしという感じの追い切りでしたが、併せた古馬としっかり並んでゴールしています。
ここまで飼い葉をしっかり食べていて、体をキープできているのが良いですね。最初はデリケートな面も見せていましたが、今は大丈夫です。気性は前向きな馬ですし、初戦から楽しみです。勝つのが最高ですけど、先に繋がる競馬をしてくれればと思います」
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ベルアンブル(牝2・美浦・
奥村武厩舎 父
ロードカナロア 母ダノンベルベール 母
父アグネスタキオン 母は2008年の阪神JFで2着)
奥村調教師のコメント
「気性的に難しい面のある母系ですが、
ロードカナロア産駒らしく扱いやすいところがありますし、両親の良い面が出ているようです。バネがあって機敏ですし、調教の動きを見ても切れそうなタイプです。開幕週の新潟の馬場も良いと思います」
【7月28日(日)】
■新潟5R 芝1800m
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ピオノノ(牡2・美浦・
奥村武厩舎 父キングカメハメハ 母マシュマロ 母
父クロフネ 全兄で現3歳の
ハヤヤッコは2勝を挙げ、来週の
レパードSに出走予定。伯
母ユキチャンは
関東オークスを含め、交流重賞3勝。白毛一族だが、この馬は黒鹿毛に出ている)
奥村調教師のコメント
「ここを目標に順調に来ています。フットワークの大きな馬で、スピードに乗るまでに時間はかかりますが、調教での動きも良いですね。総合的なレベルが高い馬ですし、良い状態で臨めそうです」
■新潟6R 芝1400m
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マイネルエスペルト(牡2・美浦・
水野貴広厩舎 父
ジャスタウェイ 母エイムアットビップ 母
父アグネスデジタル 母は2007年の阪神JFで3着。母系は重賞2勝のイットー、1980年の
桜花賞、
エリザベス女王杯に優勝した
ハギノトップレディ、1983年の
宝塚記念を制した
ハギノカムイオーなど活躍馬を送り出したいわゆる華麗なる一族)
水野調教師のコメント
「入厩当初は余裕のある体付きでしたが、乗り込むごとに締まってきました。まだデビュー前の2歳馬ということもあり、体に緩いところはありますが、追い切りではしっかりと動けています。スタートが速いので、この条件は合っているでしょう」
(取材・文:佐々木祥恵)