オルフェーヴル産駒の
アイアンバローズがいよいよヴェールを脱ぎますね。
父の名を聞くと“やはり”と納得してしまうのですが、ちょっと我が強いために、入厩当初は陣営も少々手を焼いたそうです。
「でも、馬具を工夫したり調教から
バランスを整えるようにしてきたところ、だいぶ常識にかかってきたかな、という印象です」と辻野助手。
撮影時は装着していませんが、
ドゥラメンテや
アーモンドアイでおなじみのクロス鼻革を使うことも。さらにジョッキーの進言もあってメンコをつけて挑む予定です。競馬当日の馬具も2歳馬のわりに重装備になると思われますので、ぜひパドックでチェックしてみてくださいね。
能力については、数々の名馬を知る角居厩舎のスタッフたちもいい手ごたえを感じているようです。
「トップスピードにのったときの乗り味が凄くいい。間違いなく能力はありそうと感じます。道中、しっかり我慢が効けば、最後は来てくれるはず、と思っています」
馬体重は約470キロ。スラっとした体型です。
「うまく気持ちに我慢がきけば、体型的には距離は持ちそうです」
オルフェーヴルの血からくるであろう、昂りやすい気性がどう出るか、結果もですがレースぶりに注目です!
(取材・文:花岡貴子)