11日に新潟競馬場で行われる
関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
アグネスタキオン、
タニノギムレット、
キングカメハメハ、
ハーツクライが続く。
ディープインパクト産駒は延べ14頭が出走して「2-2-1-9」、昨年は
プリモシーン、
ワントゥワン、
エイシンティンクルと1〜3着までを独占した。今年は
ミッキーグローリー、
オールフォーラヴ、
フローレスマジック、
エントシャイデン、
サラキア、
リライアブルエース、
ディメンシオンと7頭が出走予定。同産駒は牝馬「2-1-1-2」、牡馬「0-1-0-7」と牝馬優勢の傾向も強いため、性別にも重きを置く必要がありそうだ。
ロードカナロア産駒は初出走となるが、同産駒は下級条件を含めると「6-4-2-16」勝率21.4%・複勝率42.9%、出走するメンバーの種牡馬のなかでもトップとなる好走率を示す。同産駒からは18年
新潟2歳Sの勝ち馬
ケイデンスコールが出走を予定しているが、左回りのマイル戦では「2-2-0-0」と底を見せていない魅力がある。
スニッツェル産駒は延べ4頭が出走して「1-0-1-2」、いずれも今回出走する
ヤングマンパワーによる成績で、18年11人気4着(+0.4s)、17年6人気4着(+0.3s)と馬券外に敗れた2走も健闘している。昨年は
マイラーズC12着(+1.6s)大敗から巻き返しており、5度目の出走となる今年も前走ダービー卿CT15着(+1.4s)とはいえ侮れないかもしれない。
ステイゴールド産駒は延べ6頭が出走して「0-1-0-5」、今年は
ソーグリッタリング、
マイネルアウラート、
ミエノサクシードの3頭がスタンバイ。
ディープインパクトや
ロードカナロアの産駒が活躍する舞台では少々分が悪い印象で、17年2着
ウインガニオンのように近走の勢いと脚質のアドバンテージが欲しいところだ。