16日に中山競馬場で行われる
セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)について血統・種牡馬別に検証していく。ただし、新潟競馬場で開催された2014年は除く。
過去10回で最多となる6回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で4回の
ステイゴールドが続き、3回が
アグネスタキオンとなっている。
ディープインパクト産駒は26頭が出走して「1-3-2-20」。16年
ディーマジェスティが唯一の優勝例となるが、同馬には
皐月賞を制している実績があった。同産駒は1人気4頭、2・3人気に推されていた馬が7頭もいたことを思うと勝ちあぐねる傾向が強いかもしれない。今年は
弥生賞勝ち馬
メイショウテンゲンのほか、
サトノルークス、(
エフェクトオン、
サトノラディウス、
ルヴォルグ)が出走を予定している。
なお、17年の勝ち馬
ミッキースワローは
ディープインパクトの孫世代にあたり、その父
トーセンホマレボシは
京都新聞杯を芝2200mの日本レコード(当時)で勝利していた。芝2200mの重賞実績を持つ
ディープインパクト系種牡馬の産駒という意味では、
ナイママ(父
ダノンバラードは13年
AJCC勝ち馬)、
ザダル(父
トーセンラーは13年
京都記念勝ち馬)にも注目してみたい。
ルーラーシップ産駒は初出走となるが、
青葉賞を制した
リオンリオンは上位人気と目される。父自身も同コースで開催された12年
AJCCを制しており、
母アゲヒバリのきょうだいには
トゥザグローリーや
トゥザワールド、
トーセンビクトリーなど、中山重賞実績のある馬が多い。
オルフェーヴル産駒も初出走となるが、今年は
オセアグレイト、
タガノディアマンテ、(
エングレーバー)が出走予定。
オセアグレイトの近親には16年の勝ち馬
ディーマジェスティがおり、2代父にあたる
ステイゴールドの産駒が好成績を残していることからも上がり馬として注目の一頭になりそうだ。
(注)
エフェクトオン、
サトノラディウス、
ルヴォルグ、
エングレーバーは抽選対象