22日に阪神競馬場で行われる
神戸新聞杯(3歳・牡牝・GII・芝2400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
キングカメハメハ、
ステイゴールド、
ハーツクライが続く。今年は初出走となる
ロードカナロアや
ジャスタウェイの産駒が上位人気と目されるため、種牡馬傾向としても興味深い一戦となるだろう。
ディープインパクト産駒は21頭が出走して「2-2-4-13」。18年
ワグネリアン、16年
サトノダイヤモンドが勝ち馬となっているが、どちらも
日本ダービーで勝ち負けをしていた実績の持ち主だった。今年は
若葉Sで2着に好走した後、骨折のため戦線を離脱していた
ワールドプレミアが出走予定。底を見せていない戦歴から台風の目となり得る存在で、全兄
ワールドエースが14年
マイラーズCをレコード勝ちしていたことを踏まえれば高速馬場への適性も高そうだ。
ロードカナロア産駒は初出走となるが、今年の
日本ダービーで1人気に推されていた
サートゥルナーリアのほか、
レッドサイオンが特別登録。前者は
ホープフルS、
皐月賞とG1を連勝している実績があり、
神戸新聞杯は13年に半兄
エピファネイアが制しているため兄弟制覇が掛かった一戦となる。
ジャスタウェイ産駒も初出走となるが、
ヴェロックスと
カリボールの2頭が登録。前者は
皐月賞2着、
日本ダービー3着とG1でも善戦を続けており、
神戸新聞杯に限らず、
ジャスタウェイ産駒としても待望の重賞初制覇なるか注目が集まる。なお、2代
父ハーツクライの産駒(14年
ワンアンドオンリー、11年
ウインバリアシオン)は
日本ダービーの着順を反映した結果になっていたが、もともと
神戸新聞杯は
日本ダービーと直結しやすい重賞でもあるので、父系の舞台適性は申し分ないだろう。