京都競馬場で行われる2歳の牝馬による重賞、
ファンタジーS(GIII・芝1400m)に美浦から出走する注目馬2頭について、管理する各調教師のコメント。
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桜花賞(GI)3着の
ソーマジックを母に持つ
マジックキャッスル(牝2・美浦・
国枝栄)について、国枝調教師
「前走(
サフラン賞・1勝クラス・2着)は前めの位置取りで運びましたが、道中溜めていっても切れる脚を使えると思います。今週(10/30)の追い切りはこの馬が先行して、相手が内から並んできたのでそのまま馬なりで流すような形でした。さほど減らないでしょうし、現状では体も維持できています。流れに乗って競馬できればと思いますが、あとはジョッキーにお任せします」
■北海道の滞在競馬で未勝利、
すずらん賞(OP)と2連勝中の
ケープコッド(牝2・美浦・
高柳瑞樹)について、高柳調教師
「前走は内枠(1番)でやむを得ず逃げる競馬になりました。できれば控えるレースも教えたかったですね。前走後は回復に時間がかかり少し調整が遅れていたのですが、今週(10/30)の追い切りは重い馬場の中で力強い走りを見せてくれました。
スピードや能力があって競馬でも真面目に走ってくれるのですが、レース前のイレ込みや輸送、距離など課題は多々あります。これまでが北海道での滞在競馬でしたし、今回はこの先を見据えて関西に運ぶことにしました。先々に繋がるレースをしてほしいですね」
(取材・文:佐々木祥恵)