札幌芝2000mの未勝利戦をレコード勝ちした
ミヤマザクラ(栗東・
藤原英昭厩舎)。次走は
京都2歳S(11月23日・京都芝2000m)を予定しており、今朝7日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースで
藤岡佑介騎手が跨って、
サトノシリウスとの併せ馬。2コーナーを回るあたりでは、前との差が1秒以上あったが、道中でその差を少しずつ詰めていく。
とはいっても、3コーナー、4コーナーでは4馬身くらいの差があり、内を回ったとはいえ、最後の直線を向いた時も3馬身弱の差はあった。しかし、エンジンがかかると、ギアが上がって、一瞬で加速。あっさりと前を追い抜いて、突き抜けて3馬身ほど先着した。
時計は6F83.1〜5F67.6〜4F52.1〜3F37.9〜1F11.8秒。全兄
ポポカテペトルとは全く違うタイプで、かなりの瞬発力がある。コーナーリングに無駄がない点は、京都芝2000mを走る上で強調できる長所。キャリアが浅く、格上挑戦になるが、そんなことを忘れてしまうくらいのポテンシャルはある。
(取材・文:井内利彰)