新種牡馬のMr.Sekiguchiが種牡馬としての初勝利を飾った。カナダのウッドバイン競馬場で5月27日に行われた未勝利戦でRose and Shine(2歳・牝)が勝利したことによるもの。
Rose and Shineはデビュー戦となったオールウェザーの4 1/2ハロンのレースに3倍のオッズで出走し、中団から伸びてゴール前で差し切り勝ちを収めた。
Mr.Sekiguchiは父が名種牡馬Storm Cat、母がA.P.Indyの半妹という良血馬で、キーンランドセプテンバーセールで800万ドルのトップセールスで落札され、話題となった。ボブ・バファート厩舎に所属し、現役時は4戦2勝。ステークスでの勝利はないが、6ハロンで1分8秒4のタイムと、最高で101のベイヤー指数を記録している。現在はフロリダ州オカラのブライドルウッドファームで繋養され、種付け料は2500ドルとなっている。
【補足という名のつぶやき】
「ミスターセキグチ」の名を聞けばピンとくる方も多いでしょう。フサイチの冠名でおなじみの関口房朗氏が購入した馬です。2004年9月当時の800万ドルは日本円にして約8億8000万円という破格の落札額でしたが、現役時の獲得賞金はその1/100程度の85800ドルと、競走馬としては大成しませんでした。
あれから時は流れ、関口氏は事業が不振で所有馬が差し押さえられたりと、当時の勢いはすっかりなくなっているみたいですね。馬のほうの“関口氏”はかつての馬主のように種牡馬として成り上がることができるでしょうか?
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