ホープフルSの新設により、2歳王者決定戦というフレーズは使いにくくなったが、それでも来春のクラシックを目指す若馬たちが集うレースに変わりはなく、必見のレースだ。
不敗の
ディープインパクト産駒◎
レッドベルジュールに注目したい。曾祖母フォーンチャッターが1993年のブ
リーダーズCジュ
ベナイルフィリーズの優勝馬で米2歳牝馬チャンピオンで、
母レッドファンタジアは米G1勝ち馬で、CCA
オークス3着
インランジェリーの従姉妹という良血ファミリー。6月のデビュー戦はスローペースでもピタリと折り合い、休み明けで大きく体重が増えていた
デイリー杯2歳Sでは狭いところを割って出るなど自在性をアピールした。不敗の3連勝で、クラシックに向けて弾みをつけたいところだ。
強敵は
サウジアラビアRCをレコード勝ちしてきた○
サリオス。
ハーツクライ産駒の大型馬で、相手を見ながら楽に2歳コースレコードを塗り替えた内容には驚かされた。本格化はまだ先だろうが、雄大な馬格が豊かな将来性を示している。来年を占う意味でもレース振りには注目したい。
欧州の
最優秀2歳牡馬で、仏国2冠馬シャマーダル産駒の▲
トリプルエースは
小倉2歳S2着馬。デイリー杯はいきなりの距離延長が応えたのか伸びを欠いて4着だったが、母は
サンデーサイレンス×仏1000ギニー2着という配合馬。早熟な短距離馬だとは考えにくい。ここで良い競馬が出来るようなら、先々も楽しめる馬になりそうだ。
京王杯2歳Sをレコード勝ちしてきた△
タイセイビジョン、ペースを作れそうな△
ビアンフェと、もみじSの内容が良かった
ラウダシオンも抑えておきたいし、まだ見限れない△
マイネルグリットの名前もあげておきたい。