19日、京都競馬場で行われたマイルCS(3歳上、GI・芝1600m)は、安藤勝己騎手騎乗の1番人気ダイワメジャー(牡5、美浦・上原博之厩舎)が2番手追走から直線に入り抜け出すと、外から伸びた3番人気ダンスインザムードをクビ差抑え優勝した。さらに1.1/4馬身差の3着に8番人気シンボリグラン。勝ちタイムは1分32秒7(良)。2番人気コートマスターピースは7着に終わった。

　勝ったダイワメジャーは、父サンデーサイレンス、母は91年クイーンCなどGIII・4勝のスカーレットブーケ(その父ノーザンテースト)という血統。04年の皐月賞(GI)を10番人気で優勝した後は、のどの疾病が原因で精彩を欠いていたが、その後05年ダービー卿CT(GIII)、06年マイラーズC(GII)を制覇。この秋は毎日王冠(GII)、天皇賞・秋(GI)を連勝してここに臨んでいた。通算成績20戦7勝(重賞6勝)。

　鞍上の安藤勝己騎手は18日の東京スポーツ杯2歳S(GIII)に続く2日連続のJRA重賞制覇で今年9勝目(通算42勝)。JRAGIは今年の天皇賞・秋に続く10勝目。管理する上原博之調教師は同馬で制した天皇賞・秋に続く今年のJRA重賞4勝目で、通算では13勝目となった。JRAGIは同馬で制した天皇賞・秋に続く3勝目となった。