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BCクラシック連覇のTiznowの母が死亡

  • 2011年06月03日(金) 12時49分
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ブリーダーズカップクラシック連覇などG1を4勝し、種牡馬としても活躍しているTiznowの母Cee's Songが今年4月20日に老衰で死亡していたことが明らかになった。25歳だった。

Cee's Songは父Seattle Song、母Lonely Dancer、母の父ナイスダンサーという血統。1歳時に5万ドルで購入され、現役時代は未勝利戦に勝ったのみで18戦1勝だった。引退後はTiznowの父Cee's Tizzyとともにカリフォルニア州のハリスファームで繋養され、Cee's Tizzyの仔を9頭生んだ。その後、Tiznowがブリーダーズカップクラシック連覇を果たしてから間もない、2001年キーンランドノベンバーセールで260万ドルで取引された。また、2001年産のTiznowの全妹Tizdubaiは1歳時にダーレーグループに95万ドルで購入され、G2競走を勝っている。

2006年にGiant's Causewayの牝馬を生んだのが最後で、2010年にHenrythenavigatorを不受胎した後、繁殖牝馬を引退した。それまでに多数の産駒を送り出したが、Tiznowとその全兄弟の活躍が顕著で、前述のTiznow、Tizdubaiに加え、重賞5勝のほか1999年のブリーダーズカップクラシック2着の全兄Budroyale、準重賞勝ち馬で現在種牡馬の全弟Tizbudがいる。また、全姉Tizsoと全妹Tizamazingは繁殖牝馬として準重賞の勝ち馬を生んでいる。



【補足という名のつぶやき】
Cee's Songは史上初にして唯一のBCクラシック連覇を達成した名馬Tiznowを生んだことで競馬史にその名を刻みました。BCクラシック連覇のインパクトはCee's Songが当時15歳という高齢ながら260万ドルで落札されたことにも表れています。

Tiznowは現在、マンノウォー系の主力種牡馬として活躍中で、種付け料75000ドル。このニュースの数日前にも産駒のTizwayがメトロポリタンハンデキャップを強い勝ち方で制してますね。G1入着程度のマイナー種牡馬と地味な母系でここまでの成功は、日本では競走馬としての成功はあっても種牡馬としてはまずありえないのでは。

 なお、2005年産のTiznowの半弟(父Storm Cat)は、社台ファームが購入して日本に輸入され、グラスグループという名でデビューしています。福山で形式上は現役ですが、現在厩舎を退厩している様子。そのほか近親の数頭が繁殖用に輸入されていますが、いずれもTiznow活躍前のことで、活躍後に日本から買い手はまったくない模様。日本の芝向きではないという判断でしょうか?
ネタ元のURL
http://www.thoroughbredtimes.com/breeding-news/2011/06/02/cees-tizzy-obit.aspx

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