香港国際競走が16日、香港シャティン競馬場で開催され、日本馬がG1・3レース(香港
ヴァース、
香港マイル、
香港カップ)を完全制覇した。香港
ヴァースに出走した
ステイゴールド(7歳、
父サンデーサイレンス)は、引退レースでG1初制覇を遂げ、日本産馬で日本調教馬としては初めての海外G1制覇という快挙も達成した。
続いて行われた
香港マイルでは、補欠から繰り上がり参戦となったグリーンダンサー産駒の
エイシンプレストンが、直線で大外から素晴らしい末脚を見せ、1999年のG1朝日杯3歳S以来2年ぶりのG1制覇を遂げた。尚、本命視されていたG1
マイルチャンピオンシップ勝馬の
ゼンノエルシドは、14着に敗れた。
そして、ワールドエミレーツシリーズ最終戦となった
香港カップを制したのは、
天皇賞・秋で昨年の
年度代表馬テイエムオペラオーを破った
アグネスデジタル。一番人気に推されていたゴドルフィン所有の英ダービー3着馬トゥブーグと、10月に行われた仏G1
オペラ賞勝馬ティレアティレとの叩きあいを制して、海外初G1制覇を遂げた。
また、国際G2
香港スプリントに出走した2頭の日本馬、
ダイタクヤマトは12着、そして一番人気に推された
メジロダーリングは13着と惨敗した。
<香港
ヴァース(3歳以上、芝2400m、良)>
着順 馬名 性齢 調教国 騎手 着差
1
ステイゴールド 牡7 日本
武豊 2.27.8
2 エクラー 牡4 UAE L.デットーリ 頭
3 インディジェナス せん8 香港 D.ホワイト 6.3/4
<
香港マイル(3歳以上、芝1600m、良)>
着順 馬名 性齢 調教国 騎手 着差
1
エイシンプレストン 牡4 日本
福永祐一 1.34.8
2 エレクトロニックユニコーン 牡5 香港 R.フラッド 3.1/4
3 チャイナ
ヴィジット 牡4 UAE L.デットーリ 3/4
<
香港カップ(3歳以上、芝2000m、良)>
着順 馬名 性齢 調教国 騎手 着差
1
アグネスデジタル 牡4 日本
四位洋文 2.02.8
2 トゥブーグ 牡3 イギリス L.デットーリ 頭
3 ティレアティレ 牝4 フランス C.スミヨン 首
<
香港スプリント(3歳以上、芝1000m、良)>
着順 馬名 性齢 調教国 騎手 着差
1 ファル
ヴェロン 牡5 オーストラリア D.
オリヴァー 57.0
2 モーラック 牡5 アメリカ R.アルバラード 短頭
3 オールスリルズトゥー せん4 香港 S.ダイ 頭