20日に阪神競馬場で行われる
マーメイドS(3歳上・牝・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で4回の
マンハッタンカフェが続き、3回が
キングカメハメハ、
ステイゴールドとなっている。
ディープインパクト産駒は[3-3-0-8]。産駒が出走した7回のうち3着以内に好走しなかった年は2017年に限られ、昨年も
センテリュオが上がり3F最速となる末脚を駆使して2着に好走していた。なお、13年
マルセリーナは7人気、18年
アンドリエッテは10人気で勝利しており、19年
レッドランディーニも10人気でハナ差2着の惜敗を喫するなど、たびたび人気薄が台頭していることにも気を配るべきだろう。今年は
サンクテュエール、
ソフトフルート、
レッドベルディエス、
キングスタイルの4頭が特別登録。
ハービンジャー産駒は[1-0-0-10]。3着以内への好走例こそ昨年1着の
サマーセントに限られるが、18年
ヴァフラームが13人気4着、19年
ウインクルサルーテは16人気5着と二桁人気馬が上位入線を果たしている。一方で、1・2人気に推された上位人気馬が[0-0-0-3]と振るわず、昨年も1人気の支持を集めた
エアジーンが5着に敗れていた。今年は
フィリアプーラが出走を予定している。
オルフェーヴル産駒は[1-0-0-3]。まだ出走例こそ少ないものの、19年
サラスが7人気1着。
その父ステイゴールドの産駒も期待値は高く、データ集計期間外には06年
ソリッドプラチナム、09年
コスモプラチナ、ともに9人気1着と大駆けしていたので、今後は
オルフェーヴル産駒の動向にも注目したい。今年は
アンドラステが該当。