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さがけいば 今昔 送迎バスの名残!

  • 2013年07月21日(日) 07時15分
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 佐賀競馬は戦前から開催されていた。当初は佐賀駅から徒歩15分。次第に人家が多くなり昭和47年現在地に移った。ただ、移転先は市街地からも駅からも遠い場所。そのため「1万台収容」できる巨大な駐車場が造られた。しかし、車を利用しないファンのために、「友の会バス」という制度がつくられた。「友の会バス」とは、観光会社がバスをチャーターして、格安運賃でファンを輸送。採算が取れない部分を競馬場側が観光会社に補助金で埋め合わせするシステム。現在の佐賀競馬場が開設された当初からある。
 昭和47年、車を所有するのは難しかった時代。そのなかで、競馬場に行きたい人たちを乗せるバスが、多くの都市から走っていたという名残が、競馬場の正面に残っている。福岡や佐賀、日田などの地名に加えて、従業員専用バスの文字も。バス乗り場を示す色あせた看板にある1番〜15番までの番号はアスファルト上に描かれているが、風化して見難い状況。今もその場所には帰りの客を待つバスが4台。現在は久留米と柳川からの路線だけが残っている。
 「今年春から第1レースのスタート時間が遅くなった。バスはお年寄りの利用が多いため、まごつかないように発車時刻はそのまんま。だから到着しても1時間半ヒマになっちゃう。」と熱心なファン。3年前には博多からのバスも廃止された。現存する2路線には末永く活躍してもらいたい。
 「最終レースが午後6時すぎだと、残っているお客さんは少ないよ。でも今年の4月に薄暮開催が始まって、売り上げが土曜日でも1億円を超えた。もう大成功でしょう。馬券が売れなきゃねえ」と、男性ファンは今の状況を喜んだ。
 かつて存在した「九州競馬」は、中津競馬場と荒尾競馬場が消え、有名無実化。しかし佐賀競馬は、以前の隆盛が復活するのを期待したい。なんといっても佐賀競馬には、熱いファンがついている。
ネタ元のURL
http://www.oddspark.com/

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