京都2歳Sに管理馬を登録している11人の調教師のうち、2016年以降の阪神芝2000mにおける3着内数、複勝率、複勝回収率をもとに抽出(最少レース機会数10)。
京都2歳Sで、馬券的にも「見逃せない調教師」とは?
3位は
藤原英昭調教師。集計期間内に阪神芝2000mで6勝を挙げている。複勝率も42.5%と高水準。重賞に絞ると1-2-0-4で、20年
鳴尾記念を
パフォーマプロミスで制し、17年
大阪杯を
ステファノスで2着している。
今年は
キャンデセントが出走予定。新潟で新馬戦勝ちを収め、3ヶ月ぶりの休養明けで臨む。稍重馬場を中団から差し切った味のある内容で、タフさが求められる今の阪神は向きそうだ。
2位は
友道康夫調教師。このランキングの常連だが、それだけ芝の中距離では満遍なく好成績を収めているということだ。集計期間内に阪神芝2000mで、11調教師中トップとなる18勝を挙げている。複勝率も56.2%と素晴らしい数字だが、複勝回収率は75%と過剰人気傾向が強いので取捨選択が必要だ。一つのポイントが馬齢。2〜3歳春に絞ると複勝率70.7%、複勝回収率92%まで跳ね上がる。
今年は
フィデルが出走を予定している。育成時代から評判だった良血馬で、今回は7月の新馬戦以来の実戦となる。じっくり成長を促され、大きくパフォーマンスを上げてくるだろう。
第1位に輝いたのは
池江泰寿調教師だ。集計期間内に阪神芝2000mで16勝。複勝率は45.6%、複勝回収率82%と高いレベルで安定している。特筆すべきは重賞での強さ。
サトノノブレス、
ステイインシアトル、
ストロングタイタンで
鳴尾記念を、
サトノクロニクルで
チャレンジカップを、
アルアインで
大阪杯を制している。重賞に絞れば単勝回収率254%、複勝回収率110%と破格の回収率で、「阪神芝2000mの重賞で買い!」と言い切ってしまってよいだろう。
今年は
トゥデイイズザデイが出走予定。初戦はスローの逃げ切り勝ちだったが、秘めたる瞬発力は相当。ここでも極上の切れ味を発揮してくれそうだ。