イラストの世界大会・
カリカチュアで2016年に総合優勝を果たし、世界的にも注目されているイラストアーティスト・田村大さんの初めての作品集「DT」が、11月25日に主婦の友社から発売された。
田村さんは、世界のアス
リートや
セレブリティを描いた作品をInstagramを中心に発表。そのフォロワー数は11万人を超えている。
スーパーヒーローであるアス
リートが、必殺技を繰り出し、1番エネルギーを出す瞬間を描きたい。その思いが凝縮された力強いイラストが印象的だ。
その田村さんが競馬のシーンを初めて描いたのが、
日本ダービー優勝時の
マカヒキと
川田将雅騎手だった。この1枚は今回出版される作品集にも収められており、川田騎手もその知らせを喜んでくれたという。
「躍動感を1番のテーマとして描いていますが、馬の筋肉や走っている姿はとても絵と相性が良いと思います。好きでよく描いているマイケル・ジョーダン選手の引き締まった脚は、まるで馬の脚のようだと形容されることがあるように、サラブレッドの脚は引き締まっていて筋肉がはっきり見えていますし、日中のレースでは筋肉に黒く影が落ちるので、明るい部分と暗い部分のメリハリがついて、イラストとして表現した時にカッコいいと感じています」
マカヒキと川田騎手を描いてみて初めて競馬の魅力に目覚めた田村さんは、今後競馬や馬に関わるイラストにも積極的に挑戦していきたいと意気込んでいる。
作品集出版に伴い、本日11月26日(金)から11月28日(日)まで、atomos千駄ヶ谷店において個展も開かれる。