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装蹄の第一人者福永さん死去

  • 2013年07月23日(火) 20時04分
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 「現代の名工」にも選ばれた広島県世羅町山中福田の元装蹄(そうてい)師福永守さんが20日、84歳で亡くなり22日、同町で葬儀が営まれた。今春廃止された福山市の福山競馬で活躍。馬の蹄鉄を作って取り付ける第一人者だった。故障した競走馬を独自の装蹄で治すことから「馬の神様」とも呼ばれた。知人や関係者の間で惜しむ声が相次いだ。

 福永さんは23歳で装蹄師になり、翌年から福山競馬場に勤務。レースに合わせて全国の競馬場も渡り歩き、技術を磨いた。60歳のころ、古里の旧世羅西町に戻って牧場や乗馬場などを経営。後進の指導にも力を注ぎ、生涯を通した弟子は約150人に上った。

 葬儀に参列した弟子の一人の大槻一真さん(46)=岐阜市=は「仕事に厳しくてよく怒鳴られたが温かさもある人だった。素晴らしい技をまだまだ教えてもらいたかった」と言葉を詰まらせた。

 1992年には、装蹄技術と指導力が評価されて労働省(現厚生労働省)の「現代の名工」に。その後、2006年に乗馬場を廃止し、09年には高齢などの理由で現役を退いた。

 妻信子さん(80)は「職人気質で装蹄一筋の人生だった。お世話になった福山競馬が廃止された年に亡くなるのもあの人らしい」と話した。

また一つ福山の面影が消えてしまうのは、哀しいことです。ご冥福をお祈りいたします。
ネタ元のURL
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201307230015.html

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