15日に中京競馬場で行われる
愛知杯(4歳上・牝・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、小倉芝2000mで代替開催された2020年は除き、12月に施行されていた2012〜2014年はデータの集計対象とした。
過去8回で最多となる5回の馬券絡みは
ディープインパクト。4回で
キングカメハメハが続き、2回が
ゼンノロブロイ、
ハービンジャー、
マンハッタンカフェとなっている。
ディープインパクト産駒は[1-4-0-8]。昨年、延べ13頭目の出走となった
マジックキャッスルによって初勝利を達成。なお、2着にも
ランブリングアレーが入線したことでワンツー決着を果たすことになった。ほか、13年に14人気2着と大駆けした
キャトルフィーユは、翌14年にも2人気2着とリピート好走している。今年は
ソフトフルート、
デゼル、
マジックキャッスル、
ラヴユーライヴの4頭が該当。
キングカメハメハ産駒は[2-1-1-5]。14年
ディアデラマドレ、17年
マキシマムドパリが勝ち馬として名を連ねており、現行コースでは唯一となる2頭以上の勝ち馬を出している種牡馬でもある。なお、馬場状態別では良[0-0-1-5]、稍重・重[2-1-0-0]と道悪時の好走が目立ち、17年は伏兵
サンソヴールも10人気2着と健闘していた。今年は
アンドヴァラナウト、
ルビーカサブランカの2頭が出走を予定している。
ダイワメジャー産駒は[0-0-0-4]。まだ
愛知杯での好走例こそないものの、牝駒は当該コースで[3-4-8-35]、複勝率30.0%・複勝回収率150%、未勝利・1勝クラス・2勝クラス・GIIIでプラスの数値を複勝で記録するなど、レースの格を問わない激走が目立つ。同産駒には
シゲルピンクダイヤが該当。
初出走となる
エピファネイア産駒は
クラヴェルが上位人気を担いそう。同種牡馬は中京芝2000mで[6-11-8-45]、勝率8.6%・複勝率35.7%という成績を残しており、少し勝ちあぐねる傾向こそ強いものの、複勝率では
ディープインパクトや
キングカメハメハを上回る。なお、当該コースの重賞では20年
ローズSで
ムジカが14人気2着、21年
金鯱賞で
デアリングタクトが1人気2着という実績を持つ。