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近親にはソングラインなどGIウイナーや重賞馬多数 木村哲也厩舎のスキルヴィング/関東馬メイクデビュー情報

  • 2022年10月11日(火) 18時00分
 前週の3日間開催、東京で行われた芝のメイクデビューは4鞍中3鞍を関西馬に持っていかれた。今週は関東馬の奮起を期待したい。

【10月15日(土) 東京芝1600m】

ポルトロッソ(牝、父リアルスティール母ポルトフィーノ、美浦・宮田敬介厩舎)

 祖母が名牝エアグルーヴ。伯母にアドマイヤグルーヴ、叔父にルーラーシップ、いとこにドゥラメンテなど牝系には幾多の活躍馬が並ぶ。体調が整わずに夏場のデビューを見送り、じっくりと秋に備えた。再入厩後は順調に乗り込まれており、ひと追い毎に良化している。「もう少し走る気持ちを出してほしいけど、併せ馬で真ん中に入れたら自分から反応した。中身はできている感じだし、ひと追い毎に動きは上向いています」と宮田敬介調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

レッドバレンティア(牡、父リオンディーズ母レッドマジュール、美浦・手塚貴久厩舎)

 伯母に仏GIを3勝のMandesha、祖母の半兄には米G1を2勝のManndarがいる。先週の追い切りは年長馬(3勝クラス)と併せ、いい動きを見せていた。「ちゃんと首を使って走る。ジョッキーに乗ってもらったけど、感触は良かった。肌(母の父)がディープインパクトだし、いい脚を使えそう。初戦から動けると思います」と手塚貴久調教師。鞍上は福永祐一騎手が予定されている。

【10月15日(土) 東京芝2000m】

スキルヴィング(牡、父キタサンブラック母ロスヴァイセ、美浦・木村哲也厩舎)

 1歳上の半兄ヴァーンフリートは2歳の6月にデビュー勝ち。近親にはGI馬のロジユニヴァースディアドラソングラインをはじめ、ランフォルセノーザンリバージューヌエコールなど重賞ウイナーの活躍馬が並ぶ。「立派な馬体。まだ集中力を欠くなどムラなところがあるけど、ひと追い毎に良くなっている。折り合い面の問題はないし、長めの距離が良さそう」と木村哲也調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

【10月16日(日) 東京ダート1600m】

ビターゼノビア(牝、父ヘニーヒューズ母ビタースウィート、美浦・手塚貴久厩舎)

 3歳上の半兄にビターエンダー(プリンシパルS1着、共同通信杯2着)がいる。「デビュー前としては十分に動けている。上は芝で走っているけど、ヘニーヒューズの仔でダート向き。まずはマイル戦で見てみたい」と手塚貴久調教師。鞍上は津村明秀騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)

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