◆スピリタス走り軽やか(18日・浜口)

　追い切りが少ないこの日はゲート練習を重点的にチェックした。そんななか、馬体の良さがひと際目を引いたのがスピリタス(牡2歳、栗東・佐々木、父キズナ、母タニノアーバンシー)だ。父、母と同様にしっかりとした馬格があり、それでいて重々しさのない雰囲気。14秒3-13秒5-14秒9と刻んだゲートでのラップは平凡ながら、走りっぷりも非常に軽やかだった。今後の調整に注目したい。

◆コスモサガルマータは試金石の一戦へ(18日・堀尾)

　来週の京都2歳S(11月26日・阪神)を予定するコスモサガルマータ(牡2歳、栗東・梅田)。「直線だけの競馬で強い勝ち方ができた。少しピリピリしてきている分がどうかも、能力は相当高くて距離の融通も利きそう。試金石の一戦になる」と師。鞍上にムーアを迎えて重賞奪取となるか注目したい。なお、僚馬のビキニボーイ(牡2歳)も同レースに参戦予定。

◆ハーパーは追うごとに動き良化(18日・竹村)

　ハーパー(牝2歳、栗東・友道、父ハーツクライ、母セレスタ)が水曜に栗東CWで追い切りを消化。併せ馬で丹念に乗り込まれているだけあって、着実に体力は強化されている。この日も直線でスッと併走馬を突き放して先着。追うごとにスピード感も増してきた。半姉は4連勝でJBCレディスクラシックを制したヴァレーデラルナ。血統的にも先々まで楽しみな一頭だ。

◆バブルアップハート好仕上がり「初戦から動ける」(18日・安里)

　2週続けて永島騎手を背にいい動きを見せたバブルアップハート(牡2歳、栗東・高橋康、父アジアエクスプレス、母バブルウィズジョイ)。「560キロ近い大型馬ですが、仕上がりはいいですよ。水準以上の時計が出ているし、初戦から動けると思います」と西岡助手。26日の阪神ダート1800mでデビュー予定。

◆ブラックポイントはルメールで次週初陣(18日・佐野)

　ブラックポイント(牡2歳、美浦・萩原、父リオンディーズ、母カービングパス)は見栄えのする好馬体。フットワークも力強く、将来性豊かな逸材だ。きょうは南角馬場でじっくりと調整。次週にルメールでデビュー予定だ。

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提供：デイリースポーツ