◆無傷の3連勝へ動きダイナミック！ ファントムシーフ順調(14日・妹尾)

　無傷2連勝中のファントムシーフ(牡2歳、栗東・西村)がこの日、ホープフルS(28日・中山、芝2000m)に向けて栗東CWで1週前追い切りを消化した。3頭併せでセブンサミット(4歳2勝クラス)には首差遅れたが、これは終始馬場の大外を回って負荷をかけた分もあるだろう。6F80秒0-37秒3-11秒7と時計的には十分なもの。動きもダイナミックで順調な仕上がりを示している。

◆ディヴァージオンは引き続きミルコでフェアリーS参戦へ(14日・安里)

　今月4日の中山芝2000m新馬戦を制したディヴァージオン(牝2歳、栗東・藤岡)は、引き続きM.デムーロとのコンビでフェアリーS(1月9日・中山、芝1600m)に向かう。

◆祖母は秋華賞馬　リーチザアマゾネスCWで1F11秒0(14日・竹村)

　リーチザアマゾネス(牝2歳、栗東・上村、父リーチザクラウン、母ノスタルジア)がこの日、栗東CWで追い切られた。先週の併せ馬が非常に力強い動きで、今週もラストは併走相手を突き放す豪快な内容。ラスト1Fは11秒0をマークした。デビュー前の2歳馬が簡単に出せる数字ではない。母は未出走だが、祖母に09年秋華賞Vなど国内外で活躍したレッドディザイアを持ち、血統背景も実に奥深い。デビュー戦が待ち遠しい。

◆今野勢の動向　ドクタードリトルは平場戦で2勝目獲得へ(14日・堀尾)

　エリカ賞2着のドクタードリトル(牡2歳、栗東・今野)は1月14日の中京6R・3歳1勝クラス(芝2200m)を予定している。「勝ち馬がうまいラップを刻みましたし、内が有利な展開で外を回っての形でしたから」と師は前を向く。僚馬で、2戦目で未勝利戦を圧勝したドンアミティエ(牡2歳)には「ケイコ通り走れれば、あれくらいはやれます。まだ最後は遊んでいたぐらいなので」。次走は1月21日の中京4R(ダート1400m)で連勝を狙う。いずれも鞍上は引き続き松山を予定。

◆千四で押せ押せムード　アステロイドメアは2月東京へ転戦(14日・玉川)

　先週中京のダート1400m新馬戦で、アステロイドメア(牝2歳、美浦・武市)はゴール前で鋭い脚を発揮しV。師は「この距離が合いそうなので、次走は東京の自己条件(2月4日・3歳1勝クラス、ダート1400m)へ出走させるつもりです」と語った。

◆無傷V2へフォーカルフラワー「安定して力を発揮できそう」(14日・武山)

　土曜中山9R・ひいらぎ賞(芝1600m)に出走予定のフォーカルフラワー(牝2歳、美浦・国枝)はオークス、秋華賞、ジャパンC2着馬カレンブーケドールの半妹だが、師は「父がロードカナロアで、上とはタイプが違う。この馬は短い距離の方が良さそう」と、デビュー戦は芝1400m戦へ。直線では最後まで抜かせず好内容で勝利を飾っている。「センスがあるね。乗りやすい馬で安定して力を発揮できそう。昇級戦でも楽しみ」と高く評価していた。

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提供：デイリースポーツ