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3冠牝馬スティルインラブが死亡

  • 2007年08月02日(木) 18時50分
 03年に牝馬3冠を達成したスティルインラブ(牝7)が2日午前7時、小腸の腸重積のため、繋養されていた北海道日高町の下河辺牧場で死亡した。

 同馬は7月25日に急激な腹痛を起こしたため、三石のNOSAI日高三石家畜診療センターにて診察。小腸ねん転と診断され、開腹手術がなされたが、28日に再び腹痛を起こし2度目の手術。その後順調に回復していたが、1日20時頃に三たび腹痛を起こし、2度の手術で体力も落ちており、残念ながら永眠した。

 同馬は父サンデーサイレンス母ブラダマンテ(その父Roberto)という血統。半兄に96年ラジオたんぱ賞(GIII)を制したビッグバイアモン(父バイアモン)、従妹に今年のオークス(GI)を勝ったローブデコルテ(牝3、栗東・松元茂樹厩舎)がいる。

 02年11月のデビュー戦(阪神・芝1400m)、紅梅S(OP)と2連勝し、03年チューリップ賞(GIII)2着から臨んだ桜花賞でGI初制覇を果たすと、続くオークスも快勝。プラス22kgで出走した秋緒戦のローズS(GII)こそ5着に敗れたが、秋華賞(GI)を制して86年メジロラモーヌ以来17年ぶりとなる牝馬3冠を達成。同年のJRA最優秀3歳牝馬に輝いた。しかしその後は低迷が続き、05年府中牝馬S(GIII)17着を最後にターフを去った。通算成績16戦5勝(重賞3勝)。

 06年に繁殖入り。今年2月20日にはキングカメハメハを父に持つ牡馬が誕生していた。

【前田幸治氏((有)ノースヒルズマネジメント代表取締役)のコメント】
スティルインラブの突然の悲報に、ただただ驚いています。初仔を出産し良い母ぶりで、母としてのこれからの彼女にも大変期待をしておりました。牝馬3冠を達成し多くの喜びと感動を与えてくれたスティルが、こんなに早く逝ってしまい本当に残念です。最初で最後の産駒になってしまった当歳の牡馬に、彼女の分まで夢を託したいと思います。現役時代には苦しいことも多くあったので、ゆっくりと安らかに眠って欲しいと心から願っております。」

【松元省一調教師(管理調教師)のコメント】
「本当にかわいそうだ。これからを楽しみにしていたのに、とても残念です。初仔を見に行ってきたばかりで、今後はこの仔が大きいレースで活躍するのを応援に行くことを楽しみにしたい。心よりご冥福をお祈りいたします。」

幸英明騎手のコメント】
「とにかく驚きました。今年初仔を産んだばかりで期待していたところなのに、とても残念です。札幌開催が始まった頃には会いに行くつもりだったのに…。彼女にはGIを獲らせてもらい、私を男にしてくれたことに本当に感謝しています。心からご冥福をお祈りいたします。」

※腸重積…腸の一部が腸の中に滑り込み、腸が二重になってしまい、腸閉塞を引き起こす病気。

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