26日、新潟競馬場で行われたサマー2000シリーズ第4戦・
新潟記念(3歳上、GIII・芝2000m)は、
吉田豊騎手騎乗の2番人気
ユメノシルシ(牡5、美浦・大久保洋吉厩舎)が、好位追走から直線に向いて追い出すと反応良く抜け出し、ゴール前で差を詰めた10番人気
トウショウヴォイスを1/2馬身抑えて優勝。重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分57秒8(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には7番人気
ヤマニンアラバスタが入り、1番人気
アドマイヤモナークは6着に終わった。
勝った
ユメノシルシは、
父フジキセキ、母は
JRA4勝の
ユメシバイ(
その父トニービン)という血統。従兄に95年京都4歳特別(GIII)を制した
イブキインターハイ、伯父に90年
阪急杯(GIII)を制した
センリョウヤクシャがいる。
04年10月にデビューし、6戦目で初勝利。その後はダート戦を中心に出走していたが、今年2月の
潮来特別(1000万下、中山・芝2500m)を5馬身差で逃げ切ると、活躍の場を芝に移し、重賞初挑戦となった
天皇賞・春(GI)こそ15着と大敗したものの、続く福島テレビOP(OP、福島・芝1800m)は後方から追い込んで快勝し、前走の
七夕賞(GIII)でも3着に健闘していた。通算成績29戦7勝(重賞1勝)。
鞍上の
吉田豊騎手は、
メジロマントルで制した05年
鳴尾記念(GIII)以来の
JRA重賞制覇で通算19勝目。管理する大久保洋吉調教師も同レース以来の
JRA重賞制覇で、通算36勝目となった。