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ポテンシャルの高さ見せるウインマクシマム ジョッキーも常に好感触/関東馬メイクデビュー情報

  • 2023年08月14日(月) 18時00分
 前週の新潟ではイクイノックスの半妹、ガルサブランカが無事にデビュー勝ち。同じく木村哲也厩舎チェルヴィニアも2戦目で順当に勝ち上がった。札幌でデビュー勝ちを飾ったアーバンシックも含め、関東から楽しみな素質馬が出てきた。今週も新潟と札幌に注目馬がスタンバイ。それぞれの初陣に注目だ。

【8月20日(日) 新潟芝1800m】

ダノンマカルー(牡、父ドゥラメンテ母デックドアウト、美浦・田中博康厩舎)

 2022年のセレクトセールに上場され、取引価格は1億4300万円。母は米G1アメリカンオークスを勝っている。先週の追い切りはウッドチップコースで6F84.3-65.7-51.1-36.5-23.5-11.7の好時計をマーク。脚長の体形で馬っぷりもいい。「もう少し動きに弾む感じが出てきてほしいけど、体力的には十分で気力もある。まだまだ良くなりそう。能力はあると思います」と田中博康調教師。鞍上は津村明秀騎手が予定されている。

ベストミーエヴァー(牝、父No Nay Never母デルフィニアII、美浦・国枝栄厩舎)

 母は英仏でG1・2着の戦歴。一族からはMontjeuが出ている。前開催のデビューを目指していたが、脚元が気になったことから予定を延ばした。追い切りを再開後は順調に乗り込まれ、ひと追い毎に時計を詰めている。国枝栄調教師は「動きは悪くない。春に入厩した時より、だいぶしっかりしてきた。胴長の体形でストライドも大きいし、広いコースは合うと思う」と上々の感触をつかんでいる。

【8月20日(日) 札幌芝2000m】

ウインマクシマム(牡、父キタサンブラック母コスモアクセス、美浦・畠山吉宏厩舎)

 現4歳の半姉にウインピクシス(クイーンS2着)がいる。当初は6月の東京で使うプランもあったが、馬体重を減らしたことやフレグモーネの症状が出たために立て直した。函館に再入厩後は順調に追い切りを重ねており、格上の古馬をアオるなどポテンシャルの高さを見せている。「牧場に戻してからは休まずに乗れていた。週ごとに良くなっているし、ジョッキーも常に好感触を伝えてくれている。ある程度、距離はあったほうが良さそうです」と畠山吉宏調教師。鞍上は松岡正海騎手が予定されている。

ロールオブアームズ(牝、父ロードカナロア母メジャーエンブレム、美浦・田村康仁厩舎)

 母は芝1600mのGIを2勝(阪神JF、NHKマイルC)。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、7月26日に札幌競馬場へと移動した。先週の追い切りは本馬場(芝)で時計を出した。「まだ幼い感じだけど、馬っぷりなどはいい。少しずつ良くなっているし、いいモノはあると思います」と田中調教助手。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)

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