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年度代表馬リスグラシューの近親 ジオセントリックが初陣/関東馬メイクデビュー情報

  • 2023年10月23日(月) 18時00分
 先週、東京のメイクデビューでは5鞍とも関東馬が勝ち上がった。待望の天皇賞ウイークは土日で計4鞍の番組が組まれている。今週も芝2000mには東西の素質馬がスタンバイ。どの馬が勝ち上がるのか注目だ。

【10月28日(土) 東京芝1400m(牝馬)】

ジークルーネ(牝、父キズナ母ロスヴァイセ、美浦・栗田徹厩舎)

 シンボリクリスエス産駒の母はダート1400mで3勝。1歳上の半兄にスキルヴィング(青葉賞)、叔父にヴァイトブリック(兵庫CS2着)がいる。先週の追い切りはウッドチップコースで終いを伸ばし、ラスト1F11.4をマークした。「胴が詰まった体形。まだ体質は弱いけど、いいスピードがありそうです」と栗田徹調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

スマイルコレクター(牝、父ブリックスアンドモルタル母コレクターアイテム、美浦・斎藤誠厩舎)

 ハーツクライ産駒の母はアルテミスSの勝ち馬。近親にはエクセラントカーヴ(京成杯AH)がいる。ウッドチップコースで6Fから4本の時計を出しており、先週の追い切りは古馬を相手に力むのを我慢させながら手応え良く駆け抜けた。「ジョッキーの感触は良かった。まだ幼いところがあるけど、少しずつ課題をクリアしてきています」と相田調教助手。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。

【10月29日(日) 東京芝2000m】

ジオセントリック(牡、父ハービンジャー母プルメリアスター、美浦・手塚貴久厩舎)

 ゼンノロブロイ産駒の母は芝1400〜1600mで3勝。叔母に日・豪でG1を4勝したリスグラシュー(エリザベス女王杯宝塚記念コックスプレート有馬記念)がいる。先週の追い切りはウッドチップコースで古馬を追走し、ラスト1F11.5で先着した。「自分から進んでいく感じではないけど、スピードに乗ってからはグンと行く。ハービンジャー産駒にしては切れそうな感じがある。細身の体形で性格的にも距離はあったほうが良さそうです」と手塚貴久調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

ジャスティンローマ(牡、父ドゥラメンテ母インナーレルム、美浦・鹿戸雄一厩舎)

 半姉にIntricately(愛G1・モイグレアスタッドS)、伯父にロックオブジブラルタル(英・愛の2000ギニーなど欧州のG1を7勝)がいる。「真面目な性格。だいぶ動けるようになってきたし、いい脚を長く使うようなイメージ。体形的にも長めの距離が合いそうです」と鹿戸雄一調教師。鞍上は三浦皇成騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)

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