2023年の最後を飾る開催。中山では芝2000mとダート1200mのメイクデビューが組まれている。芝2000mの番組には前節に除外された馬たちも何頭か回ってくるだろう。どの馬が勝ち上がり、来年の飛躍につなげるのか注目だ。
【12月28日(木) 中山芝2000m】
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コンテソレーラ(牝、父
リアルスティール、
母エレクトラム、美浦・
手塚貴久厩舎)
母はアメリカで走り、芝の重賞を2勝した。「まだ左のトモに弱いところがあるけど、格上の相手と併せても互角に動く。性格的にも長めの距離で走れそう」と
手塚貴久調教師。鞍上は
武豊騎手が予定されている。
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サンドオブエテル(牡、父
カリフォルニアクローム、
母エテルナミノル、美浦・
宮田敬介厩舎)
エンパイアメーカー産駒の母は
愛知杯を勝ち、
函館記念3着など活躍した。「まだ緩さがある。本当に良くなるのは先だと思うけど、いいフットワークをしています」と
宮田敬介調教師。鞍上はT.マーカンド騎手が予定されている。
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ダノンホイットニー(牝、父
ミッキーロケット、
母ダノンチェリー、美浦・
大竹正博厩舎)
ディープインパクト産駒の母はダート1000mで1勝。叔父に
ドンフランキー(ダート重賞2勝=
プロキオンS、
東京盃)がいる。
ミッキーロケット産駒でもあり、こちらは長めの距離に向きそうだ。「まだ線が細いけど、フットワークがいい。おとなしくて手が掛からないし、操縦性の良さもある。軽い走りをするし、いいところがありそう」と
大竹正博調教師。鞍上はB.ムルザバエフ騎手が予定されている。
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ポーラーウインド(牡、
父ダイワメジャー、
母ワイルドウインド、美浦・
伊藤圭三厩舎)
母は仏1000ギニー3着。現4歳の半兄
ゼッフィーロは
アルゼンチン共和国杯を勝ち、
香港ヴァーズ2着など活躍中だ。「いい動きをする。距離的には長いところでも大丈夫そう」と
伊藤圭三調教師。鞍上は
横山武史騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)