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米国馬屠殺禁止から3年、隣国で屠殺の流れ

  • 2011年06月29日(水) 21時22分
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アメリカ政府の調査で、2007年にアメリカでの馬の屠殺が禁止された後、法規制の及ばないカナダとメキシコで、禁止前とほぼ同じ規模の屠殺が行われていることが明らかにされた。

米国会計検査院(GAO)の報告書によると、2006年に米国で104899頭、輸出先で32789頭が屠殺されていたが、2010年は合計137984頭がカナダとメキシコに輸出された後に屠殺されていた。輸出量は2006年との比較で、カナダで148%、メキシコで660%増加していた。また、屠殺のための輸出の際に馬は非常に長距離の輸送で苦しめられていることや、法律が施行された2007年以降、カリフォルニア州など4つの州の地方政府、動物福祉団体からの報告で、馬へのネグレクトの増加が示唆されている。

そのほか、報告書では、国内の食肉処理工場を監督する農務省に税金を投入し、議会が屠殺に対する規制を見直せるようにする案や、海外での屠殺を目的とした馬の輸出を禁止して現在の政策を強化する案が提示されている。動物愛護協会は現在の規制の強化を主張。政策の見直しを主張する議員もいるが、動物愛護協会に同調する議員は少なくない。



【補足という名のつぶやき】
日本じゃ乗馬、転売不明という言葉のカムフラージュで考えることすら禁止な話題なんですかね。ひと言でいえば、「ですよねー」な結果ですが、なあなあにせず、議論が見えているのは良いことでしょう。なあなあにした結果がコレだよ!が現在進行形の日本ェ…。

カナダは馬肉食の習慣があるフランスからの移民が多い地域は馬肉OK。カナダ産は食用、メキシコ産はおもに犬用ジャーキー、一部食用という流通のようです。

関連として、馬へのネグレクト疑惑のニュースの日本語訳記事を。

http://www.jairs.jp/contents/newsprot/2011/17/4.html

もうひとつ、このニュースと対になる話も(英語)。
ざっくり説明すると、故障して屠殺寸前の馬を引き取ったのを機に、引退した馬を保護し、馬術やウエスタン馬術向けに調教して引き取り手を探すボランティア施設を作った女性の話です。似た牧場はほかにもけっこうありますね。

http://cs.bloodhorse.com/blogs/beyond-the-blinkers/archive/2011/06/27/thoroughbred-retirement-spotlight-renassaince-rescue.aspx
ネタ元のURL
http://www.thoroughbredtimes.com/national-news/2011/06/24/equine-slaughter-study.aspx

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