29日、
大井競馬場で行われた第48回
東京大賞典(交流G1・ダ2000m)は、終始先頭から直線後続を振り切った1番人気の
ゴールドアリュール(
武豊騎手、牡3歳、栗東・池江厩舎)が快勝。三度目の交流G1制覇を果たした。勝ち時計は2分5秒6。1・1/2馬身差の2着には内を抜け出した横山典騎乗の
ビワシンセイキ、3着には大外を追い込んだ
吉田豊騎乗の
リージェントブラフが入った。今年半ばに
JRAから船橋競馬へ転厩した
ネームヴァリューが地方所属馬最先着の4着に終わった。
スタート後4、5頭が先頭を争う中から
ゴールドアリュールが単独先頭に立つと、道中は終始マイペースでの一人旅。3、4コーナーで後続が一気に追い上げるが、直線を向くと二の脚を繰り出して後続を突き放した。
ビワシンセイキは2番手集団の内ラチ沿いで
ゴールドアリュールを見るように進み、その後を追うように伸びたが2馬身前後の差は最後まで詰まらなかった。また、JCダート2着で、前年のこのレース2着馬でもある
リージェントブラフは最後方から直線外をまわってよく伸びたが、3着が精一杯だった。
勝った
ゴールドアリュールは
ジャパンダートダービー、
ダービーGPに続いて今年交流G1・3勝目。父は
サンデーサイレンス、
母ニキーヤ。通算成績は13戦6勝(重賞3勝)。
JRAではダービー、JCダートをともに5着に終わっていたが、2002年を締めくくる交流G1を見事な勝利で飾った。