東スポWeb 4月19日(土)13時0分配信
イタリアが競馬パートII国降格の危機に瀕している。
欧州グレードレースの格付けを統括するパターン競走委員会(EPC)が15日に、イタリアを2015年からその構成メンバーから外すことを決定。さらに今年10月にはイタリアをパート?国からパートII国へ降格するように国際格付番組企画諮問委員会に勧告する予定だ。
問題は2012年ごろから賞金の未払いが続いていることで、EPCは今年3月31日までに支払いを済ませるよう求めていたが、これが履行されなかったことで、最終手段に出ることになった。もしこのままパートIIに落ちることになれば、イタリアのレースの重賞格付け(GI、GII、GIII)が全て失われる。
かつてフェデリコ・テシオという希代の生産者が存在し、ネアルコ、リボーという現代競馬の血統の祖ともいうべき名馬を輩出。最近でもトニービン、ファルブラヴという一流馬を生んだ競馬伝統国の凋落??。イタリアは今後競馬の存続をかけて立て直しを図ることになるが、背後には国の厳しい財政状況もあり前途は厳しい。デムーロ兄弟など短期免許騎乗でおなじみのイタリア人ジョッキーの他国流失(JRA大量移籍?)もありそうだ。
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