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功労馬牧場の連携組織「引退馬連絡会」設立

  • 2014年06月10日(火) 23時22分
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現役を引退した競走馬を一頭でも多く、安心・安定して飼養するため、引退馬を繋養する団体や牧場が連携組織「引退馬連絡会」を設立。2014年6月10日に設立総会を開催します。

現在、年間約7000頭のサラブレッドが生産されていますが、競馬を引退した後は廃用となることがほとんどです。オグリキャップの登場で空前の競馬ブームが巻き起こった1980年代後半以降、若い女性ファンが急増し、引退した競走馬の行く末に関心を寄せるファンも増えていき、1996年には、BTC(公益財団法人軽種馬育成調教センター)の「引退名馬繋養展示事業」によって、中央競馬重賞勝ち馬に助成金が交付されるようになりました。2007年には地方競馬ダート重賞勝ち馬も助成金交付の対象となり、現在では交付を受けている馬は200頭以上にまで広がっています。この中には30歳以上の高齢馬も珍しくなく、「引退名馬繋養展示事業」は彼らを安心して繋養できる大きな助けとなり、競馬で私たちを楽しませてくれた馬たちは、引退後もファンにとって会いに行きたい、会いに行くことができる身近な存在となりました。また、ファンや関係者など、その余生を支えたいと思う多くの方々の支援を受けて引退馬を繋養する団体や牧場も増えています。

この活動を安定した持続可能なものとする為には、これまで個々に活動してきた引退馬繋養団体や牧場など、引退馬の余生を支える活動に関わる人たちがまとまり、より大きな力となることが必要と考え、2014年1月、Rolling Eggs Club(ローリングエッグスクラブ)とNPO法人引退馬協会が発起人となり、共通の目的をもって活動する主な引退馬繋養団体や牧場に呼びかけたところ、全国から9の団体や牧場が賛同し、計11団体の参加をもって、2014年6月10日、インターネット電話サービスを利用して、設立総会を開催することとなりました。

【引退馬連絡会の活動目的】

1.会員相互の意見・情報交換
2.引退馬のQOL(Quality Of Life)の維持向上を目的とした情報交換
  (獣医師を介した治療経験の情報交換など)
3.引退馬への関心を深めることを目的としたイベントの開催
4.「引退名馬繋養展示事業助成金」交付に関する提案
5.新たなる助成金や基金の開拓と創設

引退馬連絡会は、引退馬を繋養、または、繋養することに関心のある団体、牧場、施設、企業を構成員とした登録制の団体です。
ネタ元のURL
http://rha.or.jp/news/2014/06/post-76.html

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