8月31日の新潟競馬9R・信濃川特別で、アドマイヤディープに騎乗して最後の直線で落馬し、左手尺骨遠位骨折で全治2か月との診断を受けた、内田博幸騎手(44)=美浦・フリー=が9日夜、川崎競馬場で行われたトークショーに出演した。
川崎7R終了後の午後6時すぎ、内田騎手に対して落馬事故による怪我について話が集中。
ゴール入線目前の事故に「やった勝ったと思ったところでした。でも、落ち方は派手でしたが、アドマイヤディープが故障をしても最後まで踏ん張ってくれたので、馬場にたたきつけられずに済んだんです。馬にはかわいそうなことをしましたが、僕は馬に助けてもらえました。」と当時の状況を語ると、骨折による怪我については「全治2カ月ですが、もっと早く復帰できるようにがんばりたい」と早期復帰に意欲をみせた。
以前、大怪我復帰したときの話になると「怪我明けから復帰して競馬場で本番のレースに乗ったときは騎手でよかったと思った」と語り、復帰した際の怖さへの周囲の不安を一掃してみせた。
また、先日逝去された川島正行調教師について話が及ぶと「言葉になりませんが、ご冥福をお祈りします。大井から南関東、南関東からJRAとここまでしてくれた大恩人であり、感謝の気持ちしかありません」と声のトーンが下がりながら悲しげに語った。
最後に「来年、再来年とチャンスはあるから、がんばって狙っていきたい」と前向きにリーディングジョッキー奪取への決意をみなぎらせていた。
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