みんなは馬に乗ったことはあるかな? 大きくてさわると温かい馬の背中の上から景色を見ると、とても楽しい気持ちになれるんだ。馬が大好きで、プロの騎手を目指して練習する10代の人たちがいる千葉県の学校を見に行ってきました。
ドドドッ、ドドドッ―。学校の中に入ると、砂をしいたコースの上を馬が一生けんめいに走る音が聞こえてきました。
日本中央競馬会が運営する「競馬学校」があるのは日本の空の玄関、成田空港に近い千葉県白井市です。敷地には1周1400メートルの走路をはじめ、雨の日も練習できる屋根付きの馬場、100頭入れるきゅう舎などたくさんの施設があり、広さは約26万3千平方メートルと札幌ドーム5個分もあるんだ。日本の馬が海外のレースから成田空港に帰ってきたり、海外の馬が日本に来たりした時に、病気にかかっていないか検査を受ける施設もここにあるよ。
学校はすべての生徒が寮に入る決まりで、今勉強しているのは1年生から3年生までの計20人です。15歳から18歳まで、女性も1人います。
毎朝起きるのは5時半。馬は暑さに弱いので、昼までに馬に乗った訓練を終わらせるには早起きが欠かせません。もっと暑くなる夏は4時半起きなんだって。
朝起きて最初にするのは体重を量ることです。プロになると、馬の年齢や強さによって、レースで馬が背負う重さが決まっています。騎手の体重もふくんでいて、太っているとレースに出られないので、体重管理はとても大切です。
馬にえさをあげ、朝食を取るといよいよ、馬を真っすぐ走らせたり、さくをとびこえたりする練習です。
一見楽しそうだけど、真剣勝負のレースでのスピードは時速70キロにも達します。街を走っている車より速いんだから、途中で落ちたらとても危険です。腹筋や背筋をきたえたり、木馬で乗馬のフォームを確認したり、落ちないようにきちんとバランスを取れる乗り方をいつも練習しています。
午後は社会の勉強や馬の骨格の仕組みなどの授業、夜は入浴や自習の時間で、10時にねます。そんな生活の一部は競馬学校のブログで見ることもできます。
※ 紹介したニュースは小学6年生が書いた記事です。続きは元ネタURLからご覧ください。
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- http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/fumfum/233721.html