【天皇賞・秋】春連覇のフェノーメノ、遺伝子検査では中距離型だった!
春秋合わせて区切りの150回を迎える伝統の一戦に、“春の盾”を連覇したフェノーメノが、テイエムオペラオー以来史上2頭目の天皇賞3勝目を目指しエントリーした。実績から長距離向きの印象が強いが、DNAレベルから距離適性を推測する「エクイノム・スピード遺伝子検査」で、「中距離型」との判定が出た。また、今年で現役を退くG1・6勝馬ジェンティルドンナも昨年2着の雪辱をかけ挑む。皐月賞馬イスラボニータの参戦が注目されるG1で、牡馬、牝馬の強豪古馬が意地を見せるか。
3200メートルの天皇賞・春を2連覇したフェノーメノが、果たして2000メートルのG1でもタイトルをつかむことができるのか。その可能性は、馬体の造りや血統背景などから、推測する材料を与えてくれるが、DNAから距離適性を予測するエクイノム・スピード遺伝子検査が、大きなヒントを与えてくれそうだ。
「エクイノム・スピード遺伝子検査」とは、筋肉量を調整するミオスタチン遺伝子の型を分析して、競走馬の距離適性を推測するもの。この遺伝子型には以下の3種類がある。
『C‥C型』=短距離適性(最適距離1000〜1600メートル)
『C‥T型』=中距離適性(同1400〜2400メートル)
『T‥T型』 中・長距離適性(同2000メートル以上)
統計学的に、競走馬の距離適性との関連性が明らかにされている。
春の盾2勝はじめ、制した重賞すべて2200メートル以上というフェノーメノの実績を見れば、遺伝子型も中・長距離適性の『T‥T型』なのでは、と思っても不思議はない。同馬を生産した、追分ファームの吉田正志マネジャーは今夏、自身の興味から遺伝子検査を競走馬理化学研究所に依頼。返ってきた検査結果は、中距離適性を示す『C‥T型』だった。
「T‥T型だと思っていたのでビックリしたけど、今後、種牡馬としての価値を考えると、C‥T型の方がむしろ良かった」と吉田マネジャーは振り返った。
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