第21回
アーリントンミリオン(芝10f、3歳上)が16日、アーリントンパークで行われ、1位入線馬が4着降着という波乱が起こった。
1位入線したのは、1番人気
ストーミングホーム(5歳、
父マキャベリアン)。2位入線した2番人気スラマニ(4歳、
父エルナンド)に半馬身差をつけたが、ゴールポストの影に驚いた様子で急激に外側によれ、パオリニ(6歳、父ランド)とカイエチュール(4歳、父マーリン)の進路を妨害したため、4着に降着となった。これにより、2着スラマニが繰り上がり優勝となり、3着同着のパオリニとカイエチュールが2着に繰り上がった。
ストーミングホームに騎乗していたG.スティーブンスは入線後に落馬し、病院に運ばれたが、左肩と肺を損傷したもよう。現在も療養中であるが、現地時間20日には退院する予定となっている。
繰り上がり優勝となったスラマニのオーナー・ゴドルフィンにとっては、これがG1・100勝目となった。昨年のフランスダービー馬スラマニは、10月の
凱旋門賞で2着となった後、B.
パスカル厩舎からS.ビンスルール厩舎に転厩。今季緒戦のG1
ドバイシーマクラシックに優勝後、6月の仏G1
サンクルー大賞典5着、前走の
キングジョージ6世&
クイーンエリザベスSで2着となっていた。通算10戦5勝。