【帯広】ばんえい十勝で一度は引退しながらも復帰し、“バージ”の愛称で「中高年の星」として人気を集めたゴールデンバージ(牡17歳)が4日に死んでいたことが分かった。通算成績は223戦36勝。
ゴールデンバージは1999年にデビュー。2008年に高齢を理由に引退したが、関係者から才能を見いだされて現役復帰。2年ぶりのレースではブランクを感じさせないレース運びで、2位に大差をつけて圧勝した。翌年の6月にはばんえい史上初となる14歳での勝利を果たした。12年10月の引退レースにはファン約1000人が駆け付け、ラストランを見守った。人間に換算すると60歳を超える年齢での奮闘ぶりに多くの人が涙を流した。
バージを長年見守ってきた空知管内奈井江町の馬主、川端悟さんは「静かに死んでいった」と話している。引退後、種牡馬としてのバージを世話していた豊頃町の松井孝一さんは「足腰の状態が良くない馬だったので一生懸命手を掛けて世話をした。残念だ」と別れを惜しんでいる。
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現役時代のゴールデンバージ特設サイト
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