ドン
カスター競馬場で13日、伝統のクラシックレース・英セントレジャーS(14f132yds)が開催され、A.オブライエン厩舎のブライアンボルー(
父サドラーズウェルズ)が、残り1fでハイ
アコレイド(父マークオブ
エスティーム)を一気に交わして優勝。オブライエン調教師が「完璧な騎乗だった」と絶賛したJ.スペンサー騎手は、初の英国クラシックのタイトルを手中にした。彼は試合後、「亡き友のキーラン・
ケリー騎手(8月にレース中に事故死)にこの勝利を奉げる」とコメント。オブライエン調教師にとっても、2001年のミラン(
父サドラーズウェルズ)に続いて2度目のセントレジャー制覇となった。
アイルランドの歴史上の勇人の名前から命名されたというブライアンボルーは、母エ
ヴァルナが英国の14f以上の部門でトップハンデを獲得している。ブライアンボルーは、昨年10月のG1レーシングポストトロフィーに優勝。今季緒戦のG2ダービー
トライアルS3着、英ダービーでは2番人気に推されながら16着に敗退。さらに、同じ月の愛ダービーで4着となった後、8月の英G2グレートヴォルティジュールSで2着と好走していた。次走は、10月5日の
凱旋門賞を目指す予定。