[ベルデイムS]
　東部地区におけるBCディスタフの最終トライアルとなるG1ベルデイムS(3歳上牝、9f)が4日、ベルモントパーク競馬場で開催される。1番人気が予想されるのはR.フランケル厩舎の4歳馬サイトシーク(父ディスタントビュー)。5月のG1ヒュマナディスタフH、6月のオージンフィップスH、7月のゴーフォーワンドHとG1・3連勝と絶好調のサイトシークは、現在BCディスタフの予想オッズでアゼリに続く2番人気となっている。

　デビュー以来11戦7勝、2着4回という戦績を残しているサイトシーク。現在、87年にW.ルーカス師が樹立した1シーズンG1・22勝の記録と並んでいるフランケル調教師にとっても、記録更新となる23勝目に一歩前進といったところか。ベルデイムSには8頭が出走予定。

[フリゼットS]
　BCジュヴェナイルフィリーズの前哨戦であるG1フリゼットS(8.5f)が4日、ベルモントパークで開催される。注目は、前走G1スピナウェイSに快勝し、東部地区2歳牝馬チャンピオンの座に就いたアシェイド(父セイントバラード)と、G1デルマーデビュータントS3着のヴィクトリーユーエスエイ(父ヴィクトリーギャロップ)の対決。

　T.プレッチャー師が手掛けるアシェイドは、6月の新馬戦と7月のスカイラーヴィルSに圧勝し、目下3戦全勝と好調。また、G1スピナウェイSで1番人気を裏切り3着となったデイドリーミング(父エーピーインディ)も出走を予定。8頭の2歳牝馬が顔を揃える。

[シャンペンS]
　東部2歳チャンピオン決定戦G1シャンペンS(8.5f)が4日、ベルモントパークで開催される。BCジュヴェナイルで有力視されているチャペルロイヤル(父モンブルック)が出走を予定。8月のG1ホープフルSまで3戦全勝のチャペルロイヤルは、ホープフルで1番人気を裏切り2着に敗れた。このレースには8頭が出走予定。

[G1ターフマイル開催]
　BCマイルの前哨戦であるG1ターフマイル(3歳上、芝8f)が4日、キーンランド競馬場で開催される。有力視されているのは、ここまで48戦を消化し、11勝をあげている7歳のトレードマーク(父ゴールドマーク)。7月のG2バーナードバルークHと8月のG2フォースターデイヴHに連勝しているトレードマークは、ここをステップにBCマイルに向かう予定。

　また、BCマイル有力馬となっている6歳のタッチオブザブルース(父カドゥージェネルー)も出走を予定。今季2戦目のG1シューメイカーBCマイルHで3着となったタッチオブザブルースは、8月に行われた8fのハンデ戦に続いて、前走G1アットマイルで連勝を果たした。ターフマイルには10頭が出走予定。