サンライズプリンスは、必死に粘り込みを図ろうとするが、後続にのみ込まれて4着。デビュー最速での3歳マイル王の称号は手に入らなかった。横山典は淡々とした表情でレースを振り返りながら「道中、外から来られたのが痛かった。それも競馬だから仕方がないけど。この馬はよく頑張っているよ。それにしても、勝ち馬は強かったね」と勝者をたたえた。
音無師は「このハイペースを、前に行った馬のなかで1頭だけ残ったんだから、やっぱり力はある」と悔しさを表現。その視線は反撃、ダービーへ向けられた。後藤とのコンビでの参戦が決定。「今度は後ろからのレースがいい」と勝利への構想を練る。これが終わりではない。競馬の祭典で真の実力を示す。
朝日杯FSの2着馬で、
弥生賞で
ヴィクトワールピサの2着に好走した
エイシンアポロンは、
皐月賞の11着に続き今回も9着に敗れた。岩田は「ペースが速くて追走に苦労した。爆発的にパワーのある馬だが…」と悔しがった。岡田師も「見えない疲れがあるのかもしれない」と敗因をつかみきれない様子だった。今後はダービーを見送り、休養させることになる。
提供:デイリースポーツ