無敗のダービー馬へ、確実に歩を進めている。金曜の
ペルーサは美浦の北馬場で体をほぐしたあと、坂路を4F58.0-15.1秒。相変わらず馬体の張りは抜群だ。「適当な間隔をあけながら使っているから順調にきている。この時期の3歳馬は硬くなったり、熱発したりで順調にいかないから」と藤沢和師。誰よりも若駒の難しさを知るトレーナーは、順調さの持つ大きな意味を説いた。
枠番は5枠9番。ややゲートで落ち着かないそぶりを見せる馬だが「前走と同じような感じなら大丈夫だろう」と先入れの奇数番にも動じる様子はない。やや不安定な週末の天候にも「問題ない。最初はダート(向き)かなと思ったくらいの馬なんだ」と馬場不問をアピール。不安らしい不安はない。胸を躍らせながら、
皐月賞組と相まみえる決戦の日を待つ。
提供:デイリースポーツ