フサイチコンコルド(日本ダービー)、フサイチペガサス Fusaichi Pegasus(ケンタッキーダービー）など“フサイチ”の冠名で知られる馬主の関口房朗氏(67)が、30日のジャパンC(G1)に出走するデノン Denon(牡5)を購入したことが明らかになった。関口氏は昨年の2着馬で今年も出走を予定しているサラファン Sarafanも所有しており、ジャパンCは2頭出しになる。

　同馬はPleasant Colony、母Avianceという血統。01年のハリウッドダービー(米G1)、02年のチャールズウィッティンガムH(米G1)、ターフクラシック(米G1)、今年のマンハッタンH(米G1)など長期にわたり米芝路線で活躍しており、前走は9月6日に行われたマンノウォーS(米G1)3着で、そのままジャパンCに向かう予定。引退後は、日本で種牡馬入りすることも発表されている。

　父Pleasant Colonyは日本で活躍馬を出していないが、タップダンスシチー(京都大賞典)の父系祖父で、甥にBCマイル(米G1)を勝ったスピニングワールドがいる血統。