ライアン・ムーア騎手は、エイダン・オブライエン厩舎の主戦で調教師の息子であるジョセフ・オブライエン(以下 ジョセフ)騎手がアイルランドの平地競走シーズンを前にして適切な体重に戻せなかったため、同厩舎の所属馬への騎乗を大幅に増やすことになった。
ムーア騎手が日曜のカラ競馬場でオブライエン厩舎の出走馬のうち4頭の騎乗することが明らかになった時点で、世界的に有名な厩舎のナンバーワンジョッキーとして騎乗するのでは、という憶測が流れていた。
驚きの配置転換にオブライエン師の息子は、「少し体重を超過している」と語り、リムリック競馬場の障害競走に騎乗機会を切り替えた。
二度のアイルランド最優秀騎手であるジョセフ騎手は、減らない体重は一度騎乗すれば元に戻ると主張している。
ルーラーオブザワールドでオブライエン厩舎に2013年英ダービーの勝利を届けたムーア騎手は、日曜に厩舎の所属馬に今期初めて騎乗する一方、ジョセフ騎手はリムリック競馬場のノービスハードルで父が管理するエジプシャンウォリアーに騎乗する。
しかし、ジョセフ騎手は障害競走に騎乗した後、カラ競馬場で父が管理する2000ギニーの有力候補グレンイーグルスの調教に騎乗しなくてはならず、それには残された時間があまりない。
ジョセフ騎手は昨年のカラ開催でも4頭に騎乗しており、それらのうち2レースでは9ストーン5ポンド(約59.5kg)に減量していた。
■ジョセフ・オブライエン騎手
現時点で若干体重を超過しているが、私はすぐ平地競走に復帰するだろう。調教に騎乗するため、リムリック競馬場からカラ競馬場へ直行する。
永遠に騎乗し続けることはできないが、私は出来る限り毎年シーズンに合わせて体重を調整してきた。長期的な展望が望めるとは思っていないが。
私が障害競走にも騎乗することは間違いないが、私自身を障害騎手として認めるかどうかは別問題だ。
(一部省略)
(RACING POST.com 3月27日)
【補足】
ジョセフ騎手はヨーロッパ競馬をリードするエイダン・オブライエン調教師の息子で、厩舎の主戦ジョッキーでもあります。記事を見る限り、60kgでも乗れないみたいですね。
彼は高身長で体重調整は常々苦労していて、斤量が軽くなるレースは他の騎手に乗り替わるケースがこれまでも多々ありました。
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