約18億円の累積赤字を抱え、今年度中の廃止を表明していたかみのやま競馬は、11月11日の開催をもって45年にわたる歴史に幕を下ろした。この日の競馬場には約3800人の観衆が詰め掛け、かみのやま競馬との別れを惜しんだ。最後のレースは重賞の
山形記念樹氷賞(ダート2300m)で、5番人気の
セイウンリンクス(牡5)が昨年の勝ち馬
スパートクロスに3馬身差を付け快勝した。
同競馬は1958年に開設。これまでに交流重賞を2勝している
ジーナフォンテン、中央から移籍後さくらんぼ記念(上山・交流G3)を制した
セタノキングなどの活躍馬を輩出してきた。