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アメリカンファラオ繁殖権売却 29億円以上

  • 2015年05月20日(水) 19時47分
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5月19日、ベルモントステークスで三冠の期待がかかるアメリカンファラオの繁殖の権利が非公表のスタッドに売却された。金額は非公表。

アメリカンファラオの馬主ザヤトステーブルのレーシングディレクターであるジャスティン・ザヤトは、月曜(5月18日)に2400万ドル(約29億円)以上のオファーがあることを明かした上で、6月6日のベルモントステークスの後までオファーについて検討することはないと語っていた。

しかし、実質的な馬主のアーメド・ザヤトは、火曜日に提示された金額があまりに高額であったため即決したと語った。ザヤトは競走馬としての権利は引き続き100%保有し、仮にアメリカンファラオが1978年以来の三冠馬となったとしても、その直後に引退させることはないと発表した。

ザヤトは秘密保持の契約上、売却先の牧場と価格を明かさなかったが、ベルモントステークスに勝利した場合は売却先の牧場はより多くの金額を支払うことになると語った。

アメリカンファラオが2歳チャンピオンになった昨年、ザヤトはパイオニアオブザナイル(アメリカンファラオの父)の権利をウィンスターファームに売却して利益を得た。ザヤトはまた、所有しているパイオニアオブザナイルの権利の一部により、高騰した2015年の種付け料の一部を得ることになっている。昨年11月には、2007年に25万ドルで購入したアメリカンファラオの母・リトルプリンセスエマを、アメリカンファラオの全きょうだいを受胎した状態で210万ドルで転売している。

なお、現時点で最後の三冠馬であるアファームドは、1979年に1440万ドル、現在の価値に換算すると4600万ドル(約55億6000万円)で、繁殖の権利が売却されている。


(E S P N.com 5月19日)


【補足】
見出しで29億円以上としていますが、その後この額を大きく上回るオファーを受けて即決したとのことで、40億円以上でも不思議ありません。

同じ二冠馬でも、2012年のアイルハヴアナザーは、ビッグレッドファームが1000万ドルでオファーを出したのに対し、アメリカからはその半分以下の提示しかありませんでした。

アイルハヴアナザーは2歳時の落札額が3万5000ドル。対するアメリカンファラオは1歳時の落札額が30万ドル。近親に複数の重賞勝ち馬がいる良血です。2頭のオファーの差は血統価値の差も一因でしょう。
ネタ元のURL
http://espn.go.com/horse-racing/story/_/id/12916711/american-pharoah-breeding-rights-sold-undisclosed-farm

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