ダート重賞8勝、現役屈指の女傑・
プリエミネンス(牝7、美浦・
伊藤圭三厩舎)が、米G1レースを最後に引退、そのまま米国で繁殖入りすることが明らかになった。
出走を予定しているのは2月16日、サンタ
アニタ競馬場で行われるサンタマリアH(米G1・ダート8.5f)。このレースは90年からG1となり、バヤコア
Bayakoa、パセアナ
Paseana、
セレナズソング
Serena's Song、
ジュエルプリンセス Jewel Princess、
マニスティーク Manistique といった名牝が勝ち馬に名を連ね、賞金総額は25万ドル(約2675万円)。
プリエミネンスにとっては初の海外遠征となる。
プリエミネンスは
父アフリート、
母アジテーションという血統。3歳時に
関東オークス(交流G3)で初重賞制覇を達成すると、交流重賞を中心に活躍。他に
浦和記念(交流G2)、
エルムS(G3)、
マーキュリーC(交流G3)、
クイーン賞(交流G3)、
マリーンC(交流G3)2回、スパー
キングレディーC(交流G3)の重賞勝ちがあり、02年
JBCクラシック(交流G1)2着、
ジャパンCダートでは00年4着、01年5着、02年4着と、牡馬相手のG1でも好走している。前走は
名古屋グランプリ(交流G2)で
リージェントブラフの2着だった。1月3日現在の通算成績は49戦13勝(うち地方19戦7勝)。引退後の繁用先、種付け相手などについては未定。