7月23日に園田競馬場で、スーパージョッキーズトライアル(SJT)第2ステージが12人によって行われ、シリーズ4戦で合計44ポイントを獲得した藤田弘治騎手(35)=金沢・黒木豊厩舎=が優勝した。
第1ステージ(大井)の2戦を終えた時点で26ポイントを獲得した山本聡哉騎手(岩手)、真島大輔騎手(南関東・大井)、村上忍騎手(岩手)という暫定順位で迎えた第2ステージ。第3戦のシルバーブーツ賞(ダート1400メートル)は、藤田騎手が騎乗したウィステリアメジロが馬群の後方追走から、直線で外めに進路を変えると豪快に伸びて1着。20ポイントを追加して計24ポイントとしたが、この時点では6位にとどまっていた。
第4戦のシルバーホイップ賞(ダート1700メートル)は左海誠二騎手(南関東・船橋)騎乗のバイスブルーが逃げて後続を離す縦長の展開。ポイント上位の岩手勢2人は後方から。第3戦を勝った藤田騎手のサムソンズライトは2番手で虎視眈々と進めて、マークしていたバイスブルーを4コーナーでとらえると、そのまま2着以下に3馬身半のリードをつけてゴール。藤田騎手が連勝を決めた。
3戦目までポイント上位だった騎手が最終戦で得点を伸ばせず、藤田騎手が大逆転でSJT初出場初優勝。8月29、30日に札幌競馬場で行われる「2015ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」への出場権を手にした。
総合順位上位5人は
1位 藤田弘治騎手=44ポイント
2位 村上忍騎手=43ポイント
3位 山本聡哉騎手=42ポイント
4位 真島大輔騎手=42ポイント
5位 的場文男騎手=40ポイント
となっている。
◆藤田弘治騎手「本当に馬が強かったです。(最終戦は)勝っても(他の騎手のポイントもあるので)どうだろうと思っていたので…。大井では4ポイントだけで、落ちたと思っていたくらいで、本当に行けるのかなと…。優勝なんて信じられないです」
- ネタ元のURL
- http://race.sanspo.com/keiba/news/20150723/etc15072316430005-n1.html