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ペルーサ2着も陣営はショック隠せず/天皇賞・秋

  • 2010年11月01日(月) 12時08分
 トップ級の能力は示した。4番人気のペルーサは、次位のブエナビスタを0.5秒も上回るメンバー最速の上がり33.6秒で豪快に追い込んで2着。それでも、陣営に笑顔はない。満足感以上に、ショックの色を漂わせた。

 観客の注目が集まるスタート。ダービー、毎日王冠に続きペルーサの出が悪い。ここ2走ほどではなかったが、いつもの加速のつかない飛び上がる形だった。実質的に2〜3馬身ほどのビハインドは、GIにおいては決定的でもある。「悔しいけど、まともに出れば位置が違うから」とは安藤勝。後方2番手からでは、さすがに歴戦の雄を一掃するのは厳しかった。

 一方で次元の違う末脚で猛追したのも事実だ。「いいレースせずに、これだけ走った。能力は大したもの」とジョッキーが言えば、藤沢和師も「勝った馬は強かった。でも、こっちも脚は使っている。力があるからもったいない」と能力を再認識する。「ひと息入れるか、ジャパンCに行くか」と次走は現時点で二択。最強牝馬の打倒一番手に浮上した3歳馬の動向から目が離せない。

提供:デイリースポーツ

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