イギリスの平地競走のチャンピオンジョッキーを11回、イギリスクラシック競走を14勝した、パット・エデリーが63歳でこの世を去った。
エデリーは競馬史の中で最も成功した騎手のひとりで、4600頭以上を勝利へと導いた。
彼はまた、凱旋門賞を4勝し、1986年にはダンシングブレーヴでの息を呑む勝利を演出した。
彼の経歴は“キングジョージ”やゴールドカップでの2勝など、世界中の多くの偉大なレースで区切りを残してきた。彼はまた、父のジミーが2度めの受賞から27年後の1982年にアイルランドのチャンピオンジョッキーとなった。
ダンシングブレーヴと同じように、ボスラシャム(Bosra Sham)、サドラーズウェルズ(Sadler's Wells)、レインボウクエスト(Rainbow Quest)、エルグランセニョール(El Gran Senor)、グランディ(Grundy)、ザフォニック(Zafonic)、ウォーニング(Warning)、そして1985年にブリーダーズカップ・ターフに勝利したペブルス(Pebbles)など、彼は20世紀後半の偉大な競走馬のいくつかに関わってきた。
イギリスでエデリーよりも勝利数が多いのはゴードン・リチャーズのみである。
エデリーは1952年3月18日にアイルランド・キルデア州のニューブリッジで生まれ、1696年に18歳で最初の勝利を手にした。
彼はシーマス・マクグラスとフレンチー・ニコルソンに師事し、1974年に最初のチャンピオンジョッキーとなった。
その後3年間チャンピオンジョッキーの座を保持し、1986年に再び3年連続チャンピオンジョッキーとなり、1986年には伝説のレスター・ピゴットと並ぶ11回目のチャンピオンとなった。
2003年に引退し、2005年に調教師としてデビューした。
調教師としての実績は騎手時代と比べるべくもなかったが、2009年にハーツオブファイア(Hearts Of Fire)でイタリアのグランクリテリウムに勝利し、G1競走の勝利を手にしている。
■ロバート・エドモンソン(エデリーの親友で騎手時代の同僚)
彼は間違いなく偉大な人物だった。彼は素晴らしい騎手であり、馬を愛していた。彼にとって何よりも勝利を求めることは自然なことだった。
(RACING POST.com 11月10日)
【補足】
1986年 凱旋門賞
https://www.youtube.com/watch?v=ctctzyl-0d8
いくつか記事を調べましたが、死因は分かりませんでした。
- ネタ元のURL
- http://www.racingpost.com/news/horse-racing/legendary-jockey-pat-eddery-dies-at-the-age-of-63/1986614/