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エルコンとキンカメの父・キングマンボ死ぬ

  • 2016年01月21日(木) 05時46分
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馬産に変革をもたらした種牡馬キングマンボが老衰のため26歳で安楽死となったことが1月20日に繋養先のレーンズエンドファームから発表された。多大な影響を与えたこの種牡馬は2010年に種牡馬生活を引退していた。遺体は同ファームに埋葬される。

キングマンボはミスタープロスペクター(Mr. Prospector)産駒で、ブリーダーズカップ・マイル連覇の名牝ミエスク(Miesque)を母に持つ。3歳時に仏2000ギニー、セントジェームズパレスステークス、ムーラン・ド・ロンシャン賞に勝利し、フランスのチャンピオンとなった。

キングマンボは種牡馬としてさらなる高みへと到達した。欧米と日本でクラシックウィナーやチャンピオンを送り出した、真の国際的サイアーとなった。彼は日本の年度代表馬エルコンドルパサー、2歳時と3歳時にカルティエ賞を受賞したディヴァインプロポーションズ(Divine Proportions)、そしてエクリプス賞最優秀4歳以上牡馬のレモンドロップキッド(Lemon Drop Kid)の父となった。また、キングカメハメハ、ヘンリーザナヴィゲーター(Henrythenavigator)、ルールオブローなどのチャンピオンも出している。

産駒数が年平均で64頭だったにも関わらず、キングマンボは85頭以上のステークスウィナー、50頭の重賞勝ち馬、そして24頭のG1馬を輩出した。また、娘たちはミッディ(Midday)、デュークオブマーマレード(Duke of Marmalade)、キャメロット、ルーラーオブザワールドなどのG1馬を送り出し、最高のブルードメアサイアーとしての栄誉も手にした。


■ウィル・ファリッシュ
つらいです。スタッフ一同の心から大切なものが抜け落ちたかのようです。長い間ともに過ごしたので、非常に大きな達成感と喪失感があります。我々に彼を託してくださったニアルコスファミリーの方々に感謝を申し上げます。

■マリア・ニアルコス
ミエスクのような名牝を所有するすべての馬主、生産者にとって夢のような存在でした。ミエスクの最初の産駒の2頭であるキングマンボとイーストオブザムーン(East of the Moon)がともにクラシック勝ち馬となったのは稀有なことです。キングマンボはこれまでの26年間に無上の喜びを我々に与え、永遠に血統の中にその名を残し続ける、比類なき存在です。


(Blood-Horse 1月20日)
ネタ元のURL
http://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/97241/influential-sire-kingmambo-euthanized

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