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阪神大賞典、リンカーン人気に応える

  • 2004年03月21日(日) 16時01分
 21日、阪神競馬場で行われた天皇賞・春の前哨戦、阪神大賞典(G2、芝3000m)は、武豊騎手騎乗の1番人気リンカーン(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)が、道中4番手待機から4コーナー手前でザッツザプレンティと共に進出、最後の直線で同馬との叩き合いを1.1/4馬身差制し、重賞初制覇を飾った。勝ち時計は3分8秒4(良)。3着は昨年に続きファストタテヤマが入った。

 勝ったリンカーン父サンデーサイレンス、母は98年府中牝馬S(G3)2着のグレースアドマイヤ(その父トニービン)で、96年日本ダービー(G1)をデビュー3戦目で制したフサイチコンコルド(父Caerleon)、01年京成杯(G3)を制したボーンキングの甥という良血馬。昨年の3歳時は、3連勝でフサイチコンコルドも制したすみれS(OP)を勝ち、ダービーへの期待が高まるも、その矢先にノドの疾病(喉頭蓋エントラップメント)を発症し休養。休み明けで臨んだ日本ダービーは8着。その後、菊花賞(G1)、有馬記念(G1)ともに2着という結果に終わっていた。通算10戦4勝。鞍上の武豊騎手は昨年のダイタクバートラム(父ダンスインザダーク)に続き同レース連覇で、同レース6勝目。重賞は通算183勝目。管理する音無秀孝調教師は同レース初制覇で、重賞は03年目黒記念(G2)をトシザブイで制して以来の通算12勝目。

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