親子3人の夢が実現する。日本中央競馬会(JRA)初の親子3人現役騎手として活躍する南相馬市出身の木幡初広騎手(50)=美浦・フリー=と長男初也騎手(20)=美浦・鹿戸=、次男巧也騎手(19)=美浦・牧=が2日の中山競馬で初めて同一レースで騎乗する。
31日の出馬投票の結果、第7レースの3歳500万下(1200メートルダート・16頭)で初広騎手はダンツロビン、初也騎手はヴァルール、巧也騎手はシェアードへの騎乗が決まった。初広騎手は「自分より2人が心配だ。でもレースになったら全力でいく」と笑顔。初也騎手は「父に負けないように、弟には手本になるような騎乗をしたい」と兄らしく語った。巧也騎手は「初めて一緒に乗れるのはうれしい。自分の馬はチャンスがあると思う」と闘志を燃やす。
過去、親子3人の騎手がJRAで騎乗したのは昨年8月29日小倉競馬の第9レースひまわり賞で佐賀競馬の鮫島克也騎手とJRAの良太騎手、克駿騎手がそろって騎乗した例があるが、親子全員JRA所属の騎手が同一レースに騎乗するのは史上初となる。
9日に開幕する春の福島競馬へ初也騎手と巧也騎手は参戦する予定。初広騎手は未定となっている。
(福島民報 4月1日)
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